最近では、「健康体重」「標準体重」とか「適正体重」なんて言葉がいろいろあって、「一体、自分の身体は、今どのレベルにいるのか?」「このままでいいのだろうか?」「もっと痩せたほうがいいのか?」など、だんだん不安になって、よく解からなくなっている人も多いのではないでしょうか?
そんな「体重」の基準となるのが「BMI」(Body Mass Index)という数値です。「BMI」とは、身長と体重から「肥満度」を判定するために、世界で最も広く使われる「体格」を表現するための「指数」です。
その算出方法は、次のとおりです。
BMI= 体重(Kg)➗(身長(m)✖️ 身長(m)) *身長がメートル(m)単位のところに注意
そして「適正体重」は、次の式で表します。
適正体重(kg)= 身長(m)× 身長(m)× 22
この「22」という数字は、日本肥満学会が定めたもので、日本人が統計的に最も疾患が発生し易い数値とされています。また、「基準となるBMI値」の目安は、下記のように設定されています。
健康体重・・・・・・「22」 40歳以上は「23」
理想体重・・・・・・「20」 40歳以上は「21」
美容体重・・・・・・「19」
現在、国民健康保険や健康保険組合などすべての医療保険者(当該年度中に40歳~74歳の誕生日を迎える、被扶養者を含む医療保険加入者すべてが対象)において、「特定健康診査・特定保健指導」いわゆる「メタボ健診」の実施が義務づけられています。
この特定健康審査では、生活習慣病の早期発見のため、必須項目として、「BMI」があります。男性は、腹囲85cm、女性は90cm を超えて「BMI」が25を超えると指導対象となります。
「BMI」は、「24」を超えると、生活習慣病(糖尿病、動脈硬化、高血圧等)になる傾向が、ぐっと高くなりますので、早めの対策が必要です!